SimHubでスカニアのインパネdashboardを使っています。余ったタブレットがあるので、ETS2用に何か他の表示もさせたいと思っていたのですが、ETS2用のSimHub dashdoardは利用できるデザインデザイン・テンプレートが少ないです。
”Simhub Dashboard ETS2”のキーワードで画像検索すると、たくさんのDashboard画像が出てきます。しかし詳しく見てみると、それらはAndroid アプリのSIM Dashboard のものでした。これらを使うためSIM Dashboard を導入してみることにしました。
SIM Dashboard と Simhub
インストール後、1日ほど触った感想は、
- メリット:タブレット画面を横にスワイプさせると、色々なDashboardを切り換えることができる。
- デメリット:Button BoxのDashboardでは、表示されたボタンの機能とゲームの動作が違うボタンがかなりある。
Simhub はウィジェットをコマンドで設定するので、ユーザ独自のキー・ボタンの割り振りと無関係です。
一方、SIM Dashboard はゲームで設定したキー・ボタンをウィジェットに設定します。これはユーザーごとに違うので、自分の設定を行わないと動作が違ってきます。ただ、コマンドを知らなくても機能をウィジェットに割り振ることができるので、コンソールを出すキー操作をウィジェットに割り振ることができるかもしれません。
インストール
- SIM ダッシュボード サーバー アプリケーションをPCにインストール
- Android アプリをタブレットにインストール
- PCアプリとをタブレットペアリングする。ゲームごとの設定をする。(通常、PC アプリケーションでボタンを 1 回押すだけです)。
1. SIM ダッシュボード サーバー アプリケーションをPCにインストール
インストール成功の画面 |
最初に、Settingを開いて、下記のように設定されていることを確認します。
2. Android アプリをタブレットにインストール
3.1 PCアプリとをタブレットペアリングする。
詳細はここの説明を見ます。動画付きでものすごく詳しく書かれています。
ここで行うことはタブレット上のアプリ(SIM Dashboard)から、PC上のサーバ(SIM Dashboard Server)に接続することです。この接続設定はタブレット上のアプリから行います。
画面の右上をクリックして、「setting」から「Setup your pc」を選び、画面の指示どおりに進めていくと、接続が完了します。
「Connection Test」をクリックすると接続の状態を検証できます。
接続が成功していないときは、下記の引用を見て対策をします。
3.2 ゲームでの設定をする。
サーバーとの接続が完了したときの画面は次のようになっているので、ここで「Now configure your Games」をクリックすると、ゲーム設定(Game configuration)ガイダンスの画面に飛びます。これからの設定はPC(SIM Dashboard Server)での操作になります。PCで「SIM Dashboard Server」を立ち上げ、続いて「Games」を選択します。
- 左側のリストで「Euro Truck Simulator 2」を探して、選択状態にします。①
- 「Configrued」と右枠の「Status」が赤になっているので、まだ有効ではありません。
- 「Modify game config for telemetry」をクリックします。③
使い方
好みのデザイン・テンプレートをタブレットに取り込んで、ゲームを始めると他には何をすることもなく、すぐにそのまま使えます。あるいは、自分独自のデザイン・テンプレートを作ることもできます。
(課金で可能になる)デザイン・テンプレートの取り込み
タブレットでSIM Dashboardを開きます。最初は空っぽなので、右のエンピツ・アイコンをクリックします。編集モードになります。
次に、(+)アイコンをクリックします。続いて、「Add widget/design」(ウィジェット/デザインの追加)をクリックします。
デザイン・テンプレートの読み込み途中 |
インストールされたデザイン・テンプレート |
ボタンの割り付け
ただし、先に書きましたようにボタンの割り付けを行わないと、自分のゲームでの設定とずれてしまっています。
タブレット画面上でダブルクリックすると、上部に茶色のバーが現れます。そこのエンピツ・アイコンをクリックすると、編集モードに移行します。
下記の図は、右下の「esc」ボタンを編集するときの様子です。「esc」が赤枠で囲まれ、編集モードになったことを示していると同時に、左右のどちらかに編集メニューが現れます。上から2つ目の緑色アイコンが「カスタマイズオプション」ですので、これをクリックします。
「esc」ボタンの「カスタマイズオプション」は下図のようになっています。
「Key」の項目の右端にある”▼”をクリックすると、キーボードのリストがドロップダウンで現れるので、その中から「Esc」を選び、右下の「ok」を押すと「esc」ボタンに「Esc」を設定することができます。
PCで編集するには
PCで編集するためのIPアドレスとパスワードが表示されます。
ブラウザにIPアドレスを打ち込むと、SIM Dashboard の画面が現れパスワードの入力を促されますので、上記のパスワードを入れます。
続いてこの画面になるので、右の「View & Edit Designs」を選びます。
PCでの編集画面は下図のようになっています。タブレット版に比べて編集メニューが多くなって、使いやすいです。
マウスでウイジェットをクリックすると水色枠で囲まれます。そこでさらにクリックすると枠が赤色に変わり、編集可能になります。
- デザインのプレビュー画像(青)
- ツールボックス(赤)
- 選択解除ボタン
- 回転ダイアログ
- ウィジェットを拡大する
- ウィジェットを縮小する
- ウィジェットを削除する
- ウィジェットを複製する
- グリッドへのスナップを切り替え
- レイアウトのクリア (注意!! すべてのウィジェットを削除)
- 新しいウィジェットを追加
- 位置決めツール(紫)
- ウィジェットを上に揃える
- ウィジェットを垂直方向の中央に揃えます
- ウィジェットを下に揃える
- ウィジェットを左に揃える
- ウィジェットを水平方向の中央に揃えます
- ウィジェットを右に揃える
- デザインをズーム(ターコイズ)
- カスタマイズオプション(緑)
- ウィジェットを選択すると、そのウィジェットのカスタマイズ オプションが表示されます
編集の注意点(タブレット版にもあてはまる)
- 設計変更は自動的に保存され、手動で保存する必要はありません。
- 編集の「元に戻す」「やり直し」はできません。
- PC編集画面を抜けるのはブラウザの「戻る(←)」を使うようです。
- デザイン・テンプレート間でのデザインのコピーはできます。"Empty Design" にインストールするデザインにコピー元のデザインを選びます。詳細はHow to copy a Design locallyを参照
- デバイス間でのコピーはデザインをSIM Dashboard のWebサイトに登録するとできるようです。