それで、Game Cockpit用のサブウーファを作ります。置き場所はメインにしているモニター机の下に決めているので、そこに設置できるようにちょっとモディファイしました。
動画で説明されている音響理論はさっぱりだし、違いが分かる耳でもないので、自己満足度が優先の設計です。
スピーカーユニット
オリジナル設計はダイソー300円スピーカーなのですが、以前、Aliexpressで見つけて勢いでぽちったスピーカーがあるので、これを利用します。マグネットがしっかりしているスピーカです。今見たら、ものすごく値段が高騰しているように思います。
エンクロージャ設計
設計といっても、できる訳ではないので見よう見まねで考えてみます。条件は搭載場所の大きさ(LWH)とスピーカをつける位置です。
オリジナルを参考にする
イメージを湧かせるために動画を見ながら、Fusion360でモデリングしてみました。
設計方法
TQWT(Tapered Quarter Wave Tube、テーパー付1/4波長管)という考え方のスピーカーで、スピーカーを置く位置は管端からの理論上の距離があります。
ボックス設計と組み合わせるスピーカーの選択
設計法は左の図のとおりで、希望共振周波数(この周波数前後が増強されます。)を決めれば、パイプの全長は決まってしまい箱の高さはこれでほぼ決定します。
奥行きはスピーカーが仕切り板につかえないよう配慮して決め、箱の幅はスピーカーがまともに取り付けられる幅以上にすればいいでしょう。
スピーカーの取り付け高さはSm(マウスの幅)とSt(スロートの幅)の比を変えることで調整できます。
強いていうとスピーカーの規格のひとつであるfo(エフゼロと読み最低共振周波数のことです。)と1オクターブ下の周波数の間にTQWTの共振周波数を設定するのが良さそうです。 引用元:TQWTスピーカーシステム
自分流に考えてみる
真ん中や右ではハンコンの影になるので、スピーカーの前は開いていることを考えると、スピーカーは左端付近に置きたいと思いました。
下図の設計で、管路長1278mm、共振周波数66Hzになります。管路の共振位置にスピーカーを置くと良いのですが、それは箱の左端から153mmの位置です。その位置だと、またハンコンの後ろになってしまうので、仕方なく図の位置にしました。
3Dイメージ
まとめ
「周波数特性はこうです。」と示せれば良いのですが、測定できる機器を持っていないので、聴感で説明すると、自分の環境では今までにないしっかりとした低音を感じ取ることができました。