バッテリ復活を願ってデサルフェータを自作しました。4か月たったので、効果があったかどうかを検討します。5kmを10分/1日 といった車の使い方なので、効果は期待できないのですが、訳あってバッテリの充電をしたので、その前後でデータを取りました。このバッテリは製造ロットナンバーによると、2015年11月24日製造(241115)になります。
4か月前に車載するとき、バッテリを満充電にして取ったデーターです。
消費電流は作動時99mA、待機時36mAでした。
引用元:車載編 デサルフェーターを作ってバッテリ復活に挑戦する
車から降ろして、充電前のデータ
定常値
パルス
リギング電圧(peak to peak)
充電量
充電開始後の6時間経過時点から写真のようにデサルフェータをつなぎました。その8時間後に充電は完了しましたが、夜中だったこともありデサルフェータはその後も作動しており、だいたい12時間ほどデサルフェーションしています。
リギング電圧(peak to peak)
デサルフェータの効果【まとめ】
このバッテリの内部抵抗は公開されていないので、現状の11mΩの値を評価することはできません。ネットに上がっている1~2ランク上のバッテリでは、新品3~5mΩなので11mΩの値では再生されたとは言えません。
デサルフェータ1作目の消費電流(車載時)と過大な暗電流
かねてより気になっていたのですが、いざ測定してみるとIG OFF時の暗電流が異常に大きく、これは後付けの電装品が影響していると思われます。この際だから、これを対策します。
バッテリから直接電源を引いている後付け電装品をひとつひとつ探して、それらを取り払いました。これで1.06Aが0.19Aに減りましたが、これ以上は下がりません。ACCから電源を取っている後付け電装品も含めて、外せる電装品はすべてグランド側で外したのですが、暗電流の値は0.19Aのままでした。
実際にはこれ以外に、バッ直しているオーディオアンプ経路があり、この暗電流を測定すると0.1Aでした。したがって、あわせて0.3Aの暗電流がまだ流れています。こういった状況なので、新規バッテリの購入には踏み切れません。
デサルフェータと定期的な充電、いざとなったらジャンプスタータで、今後もだましだまし今のバッテリを使っていこうと思います。