リビング横の和室を寝室に使い、生活空間を一階に集約しようと思います。そのためには、ベッドが置けるようにフローリングにします。ネットを調べながらDIYでやってみました。一人でほぼ毎日作業して、ひと月以上かかりました。ほとんどが下地づくりに日にちがかかっています。
壁面はうぐいす色の土壁とふすまで色彩がいまいちなので、塗り替えようと材料を買ったまま何か月も経ち、結局、手を付けるのをやめました。
床構造の現状調査
下地づくり
合計 30 + 12 + 12 = 54mmの厚みになります。
我が家のフローリングは当時の施工方法なのでしょうか根太の上に直接貼っています。調べてみたところ、今では「捨て貼り合板」の上にフローリングを貼るのが一般的のようです。
大引きや根太に張った捨て貼り合板の上に、フローリング材をボンドと釘を併用て貼ります。かつては、捨て貼り合板無しで床根太に直接フローリングを貼る『根太工法』もよく見られましたが、床のたわみの防止や建物の水平面の剛性を高めるために最近では『捨て貼り工法』を採用する会社がほとんどです。引用元:知っておきたいフローリングの施工方法・・・その2
買い出し
施工
合板の上に12㎜のフローリングを敷き詰めるという施工内容で進めます。貼り方は下記の引用などに詳しく説明されています。
苦労した点
スタイロフォーム
スタイロフォームをカットするのが至難の業でした。カッターで切るのですが、厚さが30、40mmあると垂直断面を意識して切っても、どうしても断面が傾いてしまいます。さらに定規をあてても1mをまっすぐに切るのは素人には無理でした。
当初の考え方は、「少し大きめに切ってはめ込む」でしたが、数mm大きいとたたき込んでもはまりません。したがって、「ゼロ狙いで切って大きくなった箇所で支える」にしました。
なので、ところどころに隙間ができてしまいました。そこはコーキング材で埋めました。何日もかかったにもかかわらず、精神的にも写真を撮るゆとりはありませんでした。
プロがやると、このように隙間なくできて、いかにも断熱効果が期待できそうです。
第2の根太
位置決めと水平な高さ合せに苦労しました。正確な位置に根太を配置してなければ、その後のフローリング板の釘打ちがスカスカになってしまいます。また、水平が出ていなければ傾いた床になってしまいます。
こういったことは道具がないと何ともならないので、墨ツボと水準器をAmazonで購入しました。うまく使うには慣れやコツが必要だと思います。何度も失敗してはやり直すのですが、正しい位置かどうかは抜きにして、最後は自分で納得できるかどうかで決まります。
板材のカット
丸ノコは持っているのですが、大きな合板やフローリング材を正確に切るのは、腕もないし治具もないので素人には無理だと思います。ホームセンターで切ってもらえるので何とかなったのですが、もし自分で切っていたら隙間だらけの仕上がりだったと思います。というか、きっとフォローリング貼りなどやらなかったと思います。
ホームセンターで切ってもらうためには、正確な寸法を伝えねばなりません。部屋の大きさを何度も測って、図面を描いて板取りを計画しました。誤差なしの前提で計画しましたので、合わないところはカンナで削って修正します。
施工の参考にしたRESTAの説明では、部屋のセンター基準でフローリングを貼っていくやり方でしたが、センターを出すのも大変なので部屋の端基準で貼りました。
接着
床鳴きを気にして、各々の素材は接着剤をつけて固定しました。ウレタン樹脂系無溶剤形の接着剤なので、手につくと取れません。こういったときはふき取りシートが重宝します。
使い切りタイプですが、素早く作業できないので一本使い切るのに1週間くらいかかりましたが、毎日使ったのでその間に固まって詰まることはありませんでした。その日の作業が終わると、乾燥しないようにキャップ切り口を養生テープできやすめ蓋をしておきました。
フローリング釘打ち
ホームセンターでフロア釘という商品を見つけました。釘という名称ですが、打ち込むのではなくインパクトでねじ込みます。さらに、45度の下穴を先に2.5㎜ドリルであけておくことにしました。手間ですが、これで確実に固定できるようになりました。
素人のDIYは、ひと手間掛けるのが一番です。
まとめ
DIYなどのやったことの記録のためにブログを始めたので、4,5年前に遡ってDIYリフォームのことを思い出しながら、しばらく書いてみようと思います。
今回の6畳和室のフローリング化にかかった費用概算は備品を入れて4万円位だと思います。
- スタイロフォーム2種類:1500円
- 床板合板:1000円
- 根太材:500円
- フローリング:3000円
施工期間は、4時間/日で40日程度です。フォローリング貼りは2、3日だったと思うので、ほとんどが断熱処理と下地作りです。
断熱材は合計70㎜ですが、後日に90mm角の太引の間に50㎜厚のスタイロフォームを一階の床面全面に敷き詰めましたので合計120㎜です。そのせいか床下から冷えるという感じはありません。